和尚のひとりごと№1635「六時礼讃 初夜礼讃46」

和尚のひとりごと№1635「六時礼讃 初夜礼讃46」

 

口出無数光
徧照十方国
願共諸衆生 往生安楽国

【読み下し】
口より無数光を出して
遍く十方国を照らしたまう
願わくは諸の衆生と共に
安楽国に往生せん

【意味】
その口から数え切れぬ光を放ち
すべての世界をくまなく照らしたまう。
願わくは人々とともにことごとく
安楽の世界に往生できますように。

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。